「どこから手をつけていいのかわからない…」「ノートのまとめ方がわからない…」看護師 保健師 国家試験を前に、不安を抱えている看護学生のみなさんへ。
看護師 保健師 国家試験は、出題範囲が非常に広く、暗記だけでは効率が悪くなりがちです。途中で挫折しないためには、効率的な学習方法を取り入れることが大切です。
わたしは、「理解 → 過去問 → 参考書でアウトプット → 合格ノート(暗記ノート)」というサイクルで勉強し、効率的かつ確実に知識を定着させました。
この記事では、現役産業保健師として働くわたしが、学生時代に実践して効果的だった勉強法を紹介します。
STEP1:「なぜ?どうして?」シリーズで知識の土台を作る
授業をきちんと聞いて理解・定着できていれば、それが一番の近道です。
しかし、当時のわたしは授業の内容はいずこへ…、最初はなかなか過去問が解けませんでした。
そんなときに出会った救世主が「なぜ?どうして?」シリーズ(出版社:メディックメディア)です。
まずはこのシリーズで全体像を理解し、知識の土台をしっかり作ることが大切です。

「なぜ?どうして?」シリーズの魅力
- ネコナースと看護学生の対話形式で展開されるため、ストーリー感があり頭に入りやすい
- なぜ?どうして?が疑問を解消でき、知識が記憶に
- 重要ポイントをわかりやすく解説しており、基礎固に最適
- イラストや図解が多く、直感的に理解しやすい
- 分野ごとに分かれているため、必要なところをピンポイントで復習できる
- 国家試験対策だけでなく実習前対策にもおすすめ
とにかく「読みやすい!頭に入りやすい!」のが魅力です。わたしが看護師・保健師国家試験を受けてはや13年…怖。それでも今なお、多くの看護学生さんに愛され続けている、心からおすすめできる参考書です。そして、看護師 国家試験・保健師 国家試験どちらにも役立つ人気教材です。
また、仕事をしている今でも!資料作りや知識を振り返りたいときに、まず手に取るのは「なぜ?どうして?」シリーズです。
分野ごとに整理されているので必要な情報をすぐに確認でき、とても助かっています。
ちなみに学生時代は、よく図書館で借りて使っていました。
STEP2:国家試験の過去問を繰り返し解く
わたしは当時「さわ研究所 黒本 看護国試過去問完全攻略集」を使っていました。
看護師 保健師 国家試験の対策は、まずは勉強法の基本である参考書選びから始まります。自分に合った教材を選ぶことが合格への第一歩になります。
本屋に出向いたり、図書館にあるものを、実際に手に取って選ぶことをおすすめします。
わたしは「さわ研究所 黒本 看護国試過去問完全攻略集(出版社:啓明書房)」を選びました。
さわ研究所の看護師 国家試験の過去問題集を選んだ理由は、
- 分野ごとに冊子が別になっていること
(分野ごとに持ち運べるので重たくない、一冊終えるごとに達成感がある) - 問題数が多く、解説が詳しい
- 自分の好みに合っていた
という点です。
当時、わたしの周りの友人は圧倒的に「クエスチョン・バンク(QB)」の過去問を使っていました。QBは、イラストや図表が豊富、そして親しみやすいデザインが魅力的だと思います。
そして何より、人気のある過去問題集として多くの学生に支持されているのも納得です。
STEP3:参考書にアウトプットする

はじめて過去問を解くときは、解けない問題が多くて挫けそうになることもあります。
そんなときはまず、地道に次の作業を繰り返すことが大切です。
まずは、
「知らなかったところにラインを引く」
「参考書に書いていないこと付箋で追加する」
これを地道に繰り返します。

さらに、さくいんに印をつけておくと、過去に調べたかどうかがひと目でわかり、とても便利です。

STEP4:自分だけの合格ノート(暗記ノート)を作る
次は、合格ノート(暗記ノート)の作り方です。暗記したい内容だけをまとめた、自分だけのオリジナルのノートを作ることをおすすめします。

参考書にも同じ内容は載っていますが、自分が覚えていない、覚えたい項目だけを選んで書くことがポイントです。
移動時間や寝る前、隙間時間にさっと取り出して何度も見返すことで、効率よく知識を定着させることができます。
自分で書くことで記憶に残りやすく、参考書にはない自分だけの合格ノート(暗記ノート)が完成します。
さいごに
STEP2~STEP4のサイクルをひたすら繰り返していくと、少しずつ知識が定着し、看護師 保健師 国家試験の過去問が解けるようになっていきます。
わたし自身、最初は学年順位が下から数える方が早かったのですが、最後には学年トップまで成績を上げることができました。
看護師 保健師 国家試験対策だけでなく、いろんな資格取得や勉強にも役立てるかと思います。
コツコツ続ければ、必ず自分の力になります。
今はアプリや新しい参考書など、選択肢が豊富です。自分に合った教材で、楽しく学びながら合格を目指してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント