メルカリに出品してみたいけれど「ちょっと難しそう」「梱包や発送はどうすればいいの?」と迷っていませんか?
初めてだと不安も多いですが、実はちょっとしたコツを知っておくだけで、気軽に出品を始められます。
メルカリ歴10年、高評価&出品者レベル8の経験から、初心者の方でもスムーズに始められる出品のポイントをまとめました。この記事が、あなたの「最初の一歩」を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
出品するものの基本ルール:自分が買って嬉しいと思える商品を
メルカリで出品する際の大前提は、「自分が購入者だったら受け取って嬉しい商品かどうか」を意識することです。
たとえ価格を低く設定していても、汚れや破損がひどいものを出品するのは避けましょう。購入者は金額に関わらずお金を支払ってくださっているので、最低限のマナーは守る必要があります。
わたしがメルカリを続けてきて一番大切にしているのは、「購入者の立場で考える」ということ。
この意識を持つだけで、トラブルを防ぎ、リピーターや高評価にもつながります。
出品するものを選ぶ:ニーズのある商品がおすすめ
メルカリで出品する際は、まず「需要のあるもの」を選ぶことが大切です。初心者の方ほど、売れやすいジャンルから始めるとスムーズに取引を体験できます。
わたしは主に、ベビー用品・ベビー&子ども服を中心に、その他食器・キッチン用品 / 衣類 / 家電 / 靴・バッグ等 幅広いジャンルを出品しています。
特に ベビー&子ども服はサイズアウトが早いため需要も高く、梱包も簡単でポスト投函もできるので、初心者の方には特におすすめです。
出品準備:商品のチェックとクリーニング
出品する商品が決まったら、まずは 商品の状態をしっかり確認し、できるだけきれいに整える ことが大切です。見た目の印象や清潔感は、購入者の安心感につながります。
商品をきれいにする
- 洗えるものはしっかり洗う
- 消毒できるものはアルコールで除菌する
- 衣類はアイロンをかけてシワを伸ばす(わたしは写真を撮る直前にします)
- ホコリや汚れを拭き取る
ちょっとした一手間で写真映えも良くなり、売れやすさが大きく変わります。
匂い対策
タバコやペットの匂いは購入者にとって気になるポイントです。
私は商品説明に 「ペット・喫煙者はおりません」 と明記していますが、これだけでも安心材料となり、購入につながることがあります。消臭スプレーを使ったり、風通しの良い場所で陰干ししてから出品するのもおすすめです。
写真の撮り方のコツ
出品写真は、商品ページの第一印象を左右する大切なポイントです。少し工夫するだけで「売れやすさ」がぐんと変わります。
撮影の基本ポイント
- 明るい自然光で撮影:昼間の窓際がおすすめ
- 背景は白で統一:床やラグの上は清潔感に欠けるため、白い布や壁紙を活用
- 画像サイズはスクエアで統一:メルカリの表示に合わせて見やすく
- 複数枚撮る:全体、正面、裏面、細部、傷や汚れがあれば隠さずしっかり写した写真も追加
ひと工夫で印象アップ
私はカメラアプリ「Foodie」のフィルター「CL4」を、違和感が出ない程度にかけて撮影しています。自然な明るさが加わり、清潔感や商品本来の良さが引き立ちます。
商品説明文のポイント
商品説明文は、以下のポイントを押さえて、親切かつ簡潔に商品の情報や状態がわかるように書くのがコツです。
1. 検索されやすい情報を入れる
商品名+ブランド+サイズ+色を盛り込みましょう。
例:【値下げ!】ミキハウス 半袖Tシャツ 110 グレー
2. 使用感や状態を正直に書く
良い点も注意点も正直に書くことで、トラブルを防げます。
例(良い状態):◯年前に◯で購入、着用はワンシーズンほどで綺麗な状態です。
例(傷や汚れあり):Tシャツの◯に◯cmほどの薄いシミがあります。写真◯枚目をご参照ください。
3. 安心できるひとことを添える
購入者に「気軽に質問できる」と感じてもらえる工夫を紹介説明分文の最後に入れるといいです。
例:ご不明点等ございましたらご遠慮なくお申し付けください。
価格設定のコツ
価格は高すぎると売れにくく、安すぎると損をしてしまうことがあります。適切な価格をつけるために、以下のポイントを押さえましょう。
・相場を調べる
メルカリ内で同じ商品を検索し、売り切れ商品を参考にすると相場がわかります。
出品中の商品ではなく「売れた実績」を見るのがポイントです。
・手数料・送料を計算する
メルカリでは販売価格の 10%が手数料 として引かれます。
さらに送料もかかるため、赤字にならないように事前に計算しておきましょう。
・少し低めに設定する
初心者のうちは、相場より少し低めに設定すると売れやすくなります。
まずは取引実績を積んで、評価を集めることを優先しましょう。
梱包と発送の工夫
わたしトラブルを避けるために、定形外郵便は使わず、追跡・補償のある方法を選ぶようにしています。少し送料がかかっても、購入者に安心してもらえることを優先しています。
ポストに入るサイズの小物なら、ゆうパケットポストが便利でおすすめです。
ポストに入るもの:ゆうパケットポスト
梱包に必要なアイテム
メルカリ出品に慣れるまでは、100円ショップで少量の梱包材をそろえてみるのがおすすめです。慣れてきたら、Amazonなどでまとめ買いするとコスパが良くなります。
【準備するもの】
① ゆうパケットポスト発送用シール
② OPP袋
③ 宅配ビニール袋
④ メッセージカード
実際にわたしが使っている梱包グッズはこちらです。

わたしは取引を通じて、購入者の方から「商品の状態が良い」「梱包が丁寧」「メッセージカードに感動した」といった感謝のコメントをよくいただきます。特にメッセージカードはちょっとしたひと工夫ですが、とても喜ばれるのでおすすめです。
大型商品・壊れやすい商品の発送方法
ポストに入らない大きさのものや壊れやすい商品は、ヤマト営業所に持ち込むのがおすすめです。
わたしはいつもその場でサイズを測ってもらい、必要に応じて梱包材を購入して発送しています。
- 不必要な梱包材を自宅に置かなくてよい
- サイズの測定や資材の選び方をプロに任せられる
というメリットがあり、多少費用はかかっても安心して取引できます。
また、自分で車に積めないほど大きな商品は、「梱包・発送たのメル便」 というサービスを利用すると便利です。自宅まで集荷に来てくれて、梱包から発送までまるごとお任せできます。
購入者とのやり取りのポイント
商品が売れたら、まずは購入者へお礼のメッセージを送りましょう。
メッセージ例
この度はご購入いただきありがとうございます。
発送の準備が整いましたら改めてご連絡いたします。
短い間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
また、商品はできるだけ早く発送するのが好印象です。
やはり早い発送は購入者にとって嬉しいポイントになります。
なお、プロフィールには「平均発送日数」が表示されます(取引件数が一定数に達すると反映されます)。
早めの発送を心がけることで、プロフィールの印象も良くなります。
出品後に意識したいこと
商品がなかなか売れない場合は、価格の見直しが重要です。以前は自動で調整されていた検索上位表示のための値下げも、現在は手動で行う必要があります。1日あたり100円以上の値引きを目安に調整すると効果的です。また、シーズンやトレンドを意識することも大切で、真夏に冬物を出品しても購入されにくいことがあります。さらに、購入者に安心感を与える誠実な対応を心がけることで、リピートにつながる可能性も高まります。
まとめ
メルカリでの出品は、何より「購入者の立場で考える」ことが基本です。写真や説明文、梱包などのちょっとした工夫で、売れやすさは格段にアップします。こうした小さな工夫の積み重ねが、高評価やリピーターの獲得につながります。メルカリへの出品が、スムーズに始められるきっかけとなりましたら嬉しいです。
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