小学生の家庭学習で大切にしていること|自己肯定感を育む勉強のサポート

小学生の家庭学習で大切にしていること 子育て

子どもの勉強をどうサポートしたらいいのか、つい口を出しすぎてしまったり、逆に何も言わない方がいいのか迷ったり…。
そんな日々を送っている方も多いのではないでしょうか。
わたしも日々手探りで、正解は見つかっていませんし、見つかるものでもないと思っています。

そんな中でも、子どもたちには自分に自信を持って前向きに生きてほしい。
自分を上手にコントロールでき、困難にぶつかっても立ち直れる力を持つこと。
自己肯定感を高く持つことは、生きていく上での最大の武器だと思っています。

そのために、勉強だけでなく育児を通して、「自己肯定感を育むこと」を意識しています。
今回は、小学生の家庭学習で大切にしていること、自己肯定感を育む勉強のサポートについてご紹介します。

家庭学習を取り入れるメリット

わが家では、現時点では塾ではなく家庭学習を中心にしています。
もちろん、時間の確保や親子の関わり方のバランスは難しいところもあります。
それでも、わたしは一緒に学ぶ時間を「今しかない大切な時間」と捉えています。

家庭学習のメリットとしては、

  • 子どもの理解度をリアルに知ることができる
  • 勉強している様子をその場で確認できる
  • 学校で何を学んでいるか、進捗具合も把握できる
  • 子ども自身が落ち着いた環境で勉強できる

という点があります。

小学校高学年〜中学生になったら塾のサポートも必要になるかもしれません。
でも、親が時間をとれるうちは家庭学習で子どもをサポートし、理解度や進捗を把握しながら進めることを大切にしたいと考えています。

勉強と遊びのバランスを保つコツ

学生生活では、勉強が大半を占めます。授業、テスト、受験…常に勉強と向き合う日々。
だからこそ、できない自分を見るよりも、「少しでもできた自分」に注目し、自信につなげてほしいと思います。

ただ「勉強しなさい」と頭ごなしに言うのではなく、
勉強する目的も少しでも前向きに捉えられるよう何度もわかりやすく伝えるようにしています。

  • 選択肢を増やすため
  • 将来、好きなことを仕事にできるようにするため
  • 失敗しても全然大丈夫!何も恥ずかしいことではない
  • できることが増えると楽しい

失敗やつまずきも、自己肯定感を育む大切な経験です。特に下の子は失敗を恐れる傾向があるので、失敗は何も恥ずかしいことではないとよく声掛けをします。

そして、子どもにとって勉強と同じくらい遊びも大切です。
思いっきり遊び、しっかり勉強することで、バランスの良い毎日が作れます。

集中力に合わせた学習時間の調整

以前は、「勉強させなきゃ!」という気持ちが先行し、学校から帰ったら宿題+ワークを続けていました。

しかし、宿題を終える頃には集中力が切れて、だらだらと夕食前までかかるように。
次第に宿題すらだらだらとするようになり、わたしもイライラする悪循環に。

そこで息子と話し合いました。
 息子:「勉強が多すぎて嫌な気持ちになる」
 わたし:「そうだよね。終わらないと思うとやりたくなくなるよね。」

結果、こんなルールに変えました。

  • 宿題を終えたら遊んでもOK(家でも外でも可)
  • 夕食・お風呂後にワークに取り組む

遊びを間に挟むことで集中力を回復し、効率よく学習できるようになりました。
勉強させることばかりに意識が向き、子どもの集中力を考えていなかった自分に反省です。
勉強の量ばかりを気にせず、子どもの集中力に合わせることが大切です。

それでも、うまくいかない日もあります。
以前、説明してもなかなか理解できず、わたしがきつい言い方をしてしまったことがありました。
子どもは一生懸命やっていたのに、わたしが感情的になってしまって…。

ふざけたり違うことをしているときは注意するけれど、間違えること自体は全然恥ずかしいことでも悪いことでもない。ママが怒ったせいで勉強が嫌になるね、ごめんね。そんな風に話しながら、少しずつお互いに優しくなれる勉強時間を目指しています。完全に悪いのはわたしですが…。笑

リビング学習で習慣づくり

幼稚園のころから、毎日机に座って鉛筆を持ったり、何かに取り組む習慣を少しずつ続けてきました。
塗り絵でもお絵描きでも、折り紙でも大丈夫です。大切なのは「毎日少しでも机に向かう」というリズムを作ることです。

勉強する時間は親の思いつきで言わず、
 ・平日は「帰宅しておやつを食べた後」
 ・休日は「朝食後」
と時間を決めています。

わが家では、こうした習慣づくりをリビング学習で行っています。
隣で軽く声をかけたり、親も仕事や作業をしたりするだけで、子どもは机に向かうことを「特別なことではない」と感じやすくなります。

その結果、勉強の敷居が低くなり、自然に机に向かう習慣が身につきます。

子どもの「自己肯定感」を育む関わり方

子どもの勉強をサポートする相手が我が子となると、どうしても感情的になってしまうものですよね。
しかし、子どもが「学ぶって楽しい!」と感じるためには、親が一歩引いて見守る姿勢も大切です。

間違いや失敗を責めない

間違えたときこそ、チャンス。
「よくぞ間違えた!」という気持ちで受け止めるようにしています。
わたし自身も「ママもたくさん失敗してきたよ。わからないから勉強するんだよ」とよく話します。

失敗を責めず、受け入れられる環境があることで、子どもは安心して挑戦できます。

「できた」より「やってみた」を褒める

正解したかどうかよりも、「挑戦したこと」「考えたこと」をしっかり褒めます。
「難しいのによくやったね!」とまずは頑張った気持ちを認める。
そのうえで、「どうして間違ったのか」「次はどうしたらいいか」を一緒に考える時間を大切にしています。

「やりたくない日」は無理をしない

誰にでも気分が乗らない日があります。
そんな日は「今日はしなくていいよ」と割り切ることも大切。
無理やりやっても身にならないし、勉強が“嫌なこと”になってしまうからです。
休んで気持ちをリセットすることで、また前向きに取り組めるようになります。
何日も続くと話は別ですがね…笑

親も一緒に成長していく

そして何より、親自身が反省する場面もたくさんあります。
つい感情的になったり、やらせすぎてしまったり…。
それも「子どもに将来困ってほしくない」という思いからですが、
焦るあまり負担をかけてしまうこともあります。

子育ては、子どもを育てると同時に、自分自身を育てていく時間でもあります。
完璧を目指すより、「わたしも人間。ママだって失敗するし、それでも一生懸命がんばっているんだよ」
そんな気持ちで、子どもと一緒に少しずつ成長していけたらいいなと思います。

さいごに

子どもの勉強サポートは、親にとっても悩みが尽きないものです。
わたしも日々手探りで、正解はありません。でも大切なのは、親の自己満ではなく、子どもと一緒に試行錯誤しながら、少しずつ前に進むことです。

そして勉強だけでなく、遊びや生活全体の中で、子どもが自分に自信を持ち、前向きに取り組める環境を作ることが重要です。
失敗やつまずきも、自己肯定感を育む大切な経験。勉強の結果だけでなく、子どもが挑戦した過程も褒めることを意識しています。

勉強を通して、子どもが「できた!」と笑顔になる瞬間を一緒に喜べたら、それが何よりのごほうび。
完璧でなくても、親子で前に進んでいけることが何より大切だと思っています。
この記事が、子どもの勉強サポートにおいて、少しでもお役に立てることがありましたら幸いです。

▼家庭学習の関連記事はこちら
幼児期の家庭学習|こどもちゃれんじと七田式プリントで学ぶ楽しさを育てる

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました